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原水禁世界大会 福島で初開催
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)の世界大会が31日、福島第1原発事故を受けて福島市で初めて開かれ、国内外から約850人が参加した。原発事故による放射能汚染への不安が広がっているとし、原発廃絶を訴えていくとするアピールをまとめた。参加者らは大会に先立ち、市内をデモ行進した。
大会では、原発から半径20キロ圏内の福島県富岡町に住み、反原発運動を続けてきた市民団体代表の石丸小四郎さん(68)が「放射能によって何の落ち度もない人が全てを放棄し、故郷を去り、子どもまでマスクをして逃げている」と被害の大きさを強調した。
長崎の被爆者団体やチェルノブイリ原発事故で被災した子どもの支援に取り組むロシアのNGO、ビキニ環礁での水爆実験で被ばくした第五福竜丸の元乗組員も出席した。
原水禁の川野浩一議長は「原発事故は福島を最後に。ノーモア・フクシマを叫びましょう」と訴えた。
被災3県 信号機停止370か所超
復旧の途上にある岩手、宮城、福島の3県で、地震や津波によって停止したり、流されたりしたまま復旧されていない信号機のある場所が、少なくとも379カ所に上ることが31日までに、3県警への取材で分かった。
信号機が停止した場所では死亡事故も発生しているが、全面復旧には時間がかかる見通し。3県では交通手段として自動車が主に使われており、警察当局は「安全面で問題がある」と危惧する。
3県警によると、復旧されていないのは宮城県内で222カ所、岩手県内で124カ所という。
一方、福島県の福島第1原発事故に伴う20キロ圏の警戒区域の外では、33カ所で信号機が復旧していない。警戒区域内では信号機が158カ所設置されているが、何カ所が停止状態かは不明だ。
信号機の停止している道路では死亡事故や負傷事故も起きている。岩手県釜石市内の市道交差点で6月28日、トラックと軽自動車が出合い頭に衝突し、軽自動車を運転していた同県大槌町の男性(74)が死亡した。トラックを運転していたのは東京からのボランティアでNPO法人の男性職員(43)。現場地理に不案内だった可能性もあり、釜石署が詳しい原因を調べている。
また、地震や津波が発生した3月11日には、仙台市内で横断歩道を歩行中の女性が自動車にはねられ、死亡する事故も発生。震災以降、3県の信号機が復旧していない場所で発生した負傷事故は少なくとも計30件に上るという。
各県警は一部の道路に一時停止の標識を置いたり、日中に警官を配置して交通整理をしたりしているが、全ての場所に手が回らないのが実情だ。
専業主婦年金 改正法案先送り
専業主婦ら第3号被保険者の年金切り替え漏れ対策を盛り込んだ国民年金法改正案について、今国会への提出を見送る方針を固めた。切り替え漏れ対策では、野党側が長妻昭前厚生労働相、細川律夫厚労相の責任明確化を要求。菅直人首相の退陣条件の一つ、特例公債法案の早期成立を巡る与野党の駆け引きが続く中で、国民年金法改正案を審議すれば与野党の対立が激化し、国会運営に影響を与えると判断した。だが、成立が遅れるほど救済が遅れ、無年金となる人が増える可能性も強まる。
保険料負担のない3号の人は、扶養を外れると保険料を払う必要がある1号被保険者への切り替えを届け出なければならない。過去に切り替え漏れがあるとその期間は保険料未納となり、納付が25年未満だと無年金となる。厚労省の推計では、切り替え漏れのある人は97万4000人おり、記録を修正すると、47万5000人の年金が減額される。
このため、厚労省は(1)過去にさかのぼって保険料を納められる期限(現行2年)を10年まで延長(2)未納期間を年金受給資格期間(25年間)に算入(3)未納のまま年金を受け取っている人の給付カットや過払い分返還−−などの方針を決め、国民年金法改正案を3年の時限立法で、今国会に提出する方針を表明した。
しかし、対応策を決める過程で政府方針が変わるなど混乱が生じ、野党側は長妻前厚労相、細川厚労相の責任を厳しく追及した経緯がある。細川厚労相の進退問題も浮上しかねず、国会日程全体への影響を考慮し国民年金法改正案の今国会提出を断念した。【山田夢留、鈴木直】
首相 広島・長崎の式典出席へ
「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)と、9日の長崎市での「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に出席する。枝野幸男官房長官が1日の記者会見で明らかにした。
首相は両式典であいさつし、核兵器廃絶に向けた取り組みに加え、東京電力福島第1原発事故を受け、原子力に依存してきたエネルギー政策を見直していく考えを表明する見通しだ。
新潟・福島豪雨 死者4人に
流れる川で男性の遺体が見つかり、7月29日から行方不明になっていた同町田上甲、農業、渡辺芳孝さん(64)であることが確認されたと発表した。これにより、新潟・福島豪雨による死者は4人となった。
県警によると、渡辺さんを探していた親類の男性が1日午前8時半ごろ、才歩川(さいかちがわ)の中で遺体を発見、警察に届け出た。
細野氏 9月から警戒区域除染
1日、BSフジの番組で、東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域について「9月に入れば本格的にいろいろな作業がスタートできる。除染も大規模に始めようと思う」と述べ、9月から警戒区域内で本格的な除染作業を始める考えを表明した。
細野氏は「除染作業に一発で解決する特効薬はなく、土をはぐとか水で除染するとか、手間ひまや人海戦術が求められる。あとはどういったペースと手順でやっていくかだ」と強調。
事故収束に向けた政府の新工程表は、本格的除染をステップ2(今後3〜6カ月程度)の期間に始めるとしており、細野氏は「モニタリングやインフラ調査もしっかり行い、ステップ2が終わった段階で、(自宅に)帰れる方は帰ってもらう準備を最大限しておく」と述べた。【笈田直樹】